「もっとやらせるべき?」と悩んだとき
家庭学習をしていると、「うちは量が足りないのでは?」「もっとやらせるべき?」と不安になることがあります。
SNSや他の家庭との比較で焦る
「1日5枚やってます!」「30分間しっかり集中できてます!」という声を見ると、つい焦りが出てしまいますよね。
“やらない=遅れる”という思い込み
プリントをやらなかった=将来が不安、という思考は、親の焦りにつながってしまいがちです。
でも、子どもは明らかに嫌がっている…
「え〜また?」「疲れてるから明日でいい?」という言葉は、すでに“やらせすぎ”のサインかもしれません。
やらせすぎのサインに気づく
毎回ため息をつく/机に座るのが遅くなる
「またプリントか…」という空気があるなら注意。
途中で投げ出す/雑に終わらせようとする
明らかに手を抜いていたり、集中が切れていたりするなら、量が合っていない可能性も。
「また?」という言葉が出る
「やらされている」感が強く、内発的なやる気が失われています。
机に向かうのを避けるようになる
勉強=イヤなもの、になっていないか観察しましょう。
“質”が落ちている(集中してない・思考停止)
問題の読み飛ばしや適当な答えが増える場合も注意。
ちょうどいい量は「本人の表情」に出ている
短時間でも集中できていれば“ちょうどいい”
10分集中していれば、それだけで十分価値があります。
「もう1枚やってもいい?」が出たらベスト
子どもの口から出るこの一言が、“ちょうどよさ”の証拠。
「今日はこれで終わりね」に“満足”しているか?
終わったあとに満足感のある顔が見られれば成功です。
“学習量”の正解は家庭によって違う
家庭の数だけ“ちょうどいい”がある。比べすぎず、子どもにとっての最適を探しましょう。
適量の見つけ方|3つの判断軸
① 時間:10〜15分、集中できていればOK
だらだらやるより、ギュッと集中した短時間の方が良質です。
② 気分:終わった後にスッキリした表情があるか
満足気に終えたとき、それが適量だった証拠です。
③ 翌日:次の日も“自分からやろうとする”かどうか
習慣化できているか、モチベーションが続いているかをチェック。
まとめ|「量」ではなく「継続できる心地よさ」が基準
勉強は“積み上げ型”、だからこそ焦らなくていい
1日単位で一喜一憂せず、続けられていることを大切に。
ちょうどいい量=子どもが「またやりたい」と思える量
子ども自身が“終わり方”に納得していれば十分です。
「続けられる心地よさ」が家庭学習の土台
無理なく、怒らず、心地よく。それが家庭学習の理想です。
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