子どもが「やりたくない」と言い出すとき
せっかく習慣がついてきたのに、ある日突然「今日はやりたくない」と言われると、親としてはガッカリしますよね。
でも、「やりたくない」にも理由があります。
よくある「やりたくない」の3つの理由
- 疲れている(心身ともに)
- 飽きた・単調に感じている
- 他にしたいことがある
無理にやらせると、逆効果になることも
「勉強=怒られるからやるもの」というイメージになると、自主性が育ちにくくなります。
この日はむしろ、関わり方を見直すチャンスです。
怒らずに関われる親の声かけ3選
声かけ①:「今日はどうしたい?」と主導権を返す
子どもの気持ちを聞いてあげることで、安心感と信頼を築きます。
例:
「今日はちょっと疲れてる?どうしたい?」
「じゃあ、今日は1問だけにする?」
声かけ②:「あと1問だけやってみる?」と“ハードルを下げる”
1問だけでも始めれば、意外と続けられることも。
例:
「この1問だけ終わったら今日はおしまいにしよう」
「それでもやったのはすごいね」と声かけを添えてあげてください。
声かけ③:「これ終わったら一緒に○○しようか」で“未来の楽しみ”とつなげる
「終わったら一緒におやつ食べよ」など、学習後にある楽しみと結びつけて、やる気を引き出します。
「やりたくない日」こそ、見直しのチャンス
プリントの難易度、合ってる?
・難しすぎる/簡単すぎる/単調すぎる
→「特別プリント」「選べるプリント」などで刺激を加えるのも◎
学習の時間帯・環境は子どもに合ってる?
・疲れてないタイミングにやる
・静かで集中できる場所をつくる
・プリント以外の誘惑を排除
“選べる仕組み”を作っておくとスムーズ
例:3枚のプリントから選ばせる/お楽しみ系の問題を用意しておく
→ 自分で選ぶ=納得感とやる気UP
まとめ|「やらせる」より「関わる」が学びを育てる
子どもに必要なのは“やる気”ではなく、“動き出せる仕組み”
魔法の言葉よりも、「安心できる関わり」と「動きやすい環境」が大切です。
イヤな日があっても、それも「経験」
やらなかった日も、子どもの中に“気持ち”は残っています。
無理にやらせず、見守ることが信頼につながります。
「やらせる」より「一緒に向き合う」
プリントは親子の会話ツール。
怒るのではなく、寄り添いながら「学びって楽しい」を伝える時間にしていきましょう。
「今日は無理でも、また明日がある。」
その繰り返しが、子どもに“学ぶ力”を育ててくれます。
▼こんなときにも役立つ記事はこちら!
→ やる気ゼロの日でもOK!家庭学習を続けるコツ
→ 子どもが机に向かう“きっかけ”を作る5つの声かけ
→ 簡単すぎる?それがいい!やる気を引き出すプリントの選び方
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