なぜ「たくさんやる」より「毎日1枚」が効果的なのか?
家庭学習を続けてもらいたい、そう願う親御さんは多いはずです。
つい「せっかく机に向かったんだから、たくさんやらせた方がいいのでは?」と思ってしまうこともあるかもしれません。
でも、実は――
「もうちょっとやりたかったな」と思うくらいで終わることが、続ける一番のコツなんです。
満腹感より、物足りなさを大切にする
子どもがプリント1枚を終えたあと、
「もう終わり? もっとできるよ!」と元気な顔で言ってきたとします。
そんなときでも、「今日はここまで!また明日続きやろうね」と声をかけてあげましょう。
この”ちょっと物足りない感”こそが、子どもの「次もやりたい!」という気持ちを育てていきます。
ゲームや動画と同じ心理を活かす
思い出してみてください。
ゲームをしているときや動画を見ているとき、
「もう終わり!」と言われたときに、むしろ続けたくなった経験はありませんか?
楽しいことを中断されると、「もっとやりたい!」という強い感情が生まれます。
この心理を、家庭学習にも応用するのです。
家庭学習が続かない最大の理由
最初はやる気満々だったのに、
数日後には「やりたくない」「もういいよ」…そんな経験、ありませんか?
「やらされる感」が子どもを苦しめる
家庭学習が続かない最大の理由は、
**「やらされる感覚」**が子どもの中に生まれてしまうことです。
「早く終わらせなさい!」
「今日もやらないとダメでしょ!」
そんな声かけが、勉強=イヤなものというイメージを強めてしまうこともあります。
やらなきゃいけない vs やりたいの違い
自分からやりたいと思ったときと、
やらなきゃいけないと感じたとき。
同じ行動でも、気持ちは全く違います。
子どもだって、「自分でやりたい」と感じられる環境が必要なのです。
“1日1枚”の積み重ねが未来を変える|1.01の法則とは
たった1枚。
たった5分。
それでも、毎日コツコツ続けることには、大きな意味があります。
たった1%成長でも、1年後は38倍!
「1.01の法則」をご存知でしょうか?
1日たった1%の成長でも、
365日続ければ約37.8倍の力になります。
逆に、1日1%ずつ手を抜くと、
1年後にはほぼゼロになってしまいます。
毎日コツコツが、子どもの自信になる
今日できた。
また明日もできた。
そんな小さな成功体験を積み重ねることで、
子どもは自然と「勉強って楽しい」と感じるようになっていきます。
今日からできる!家庭学習プリント実践ステップ
では、今日から何をすればいいのでしょうか?
すぐできる5つのステップをご紹介します!
1. 簡単なプリントから始める
最初は「簡単すぎるかな?」と思うくらいのプリントでOK。
まずは「できた!」を積み重ねることが大切です。
2. 1日1枚だけで終わらせる
「もう少しできるかも」と思っても、あえて1枚で終わり。
物足りなさが、次の日へのエネルギーになります。
3. 「もう1枚やる?」は言わない
子どもがもっとやりたがっても、
「また明日やろうね」と伝え、気持ちを持ち越すようにしましょう。
4. 「できた!」を一緒に喜ぶ
正解・不正解にこだわらず、
努力したことそのものをほめることがポイントです。
5. カレンダーで見える化する
学習した日に〇をつけるだけでも、
「続けられている!」という達成感が育ちます。
まとめ|少しずつの積み重ねが最大の武器になる
焦らなくて大丈夫。
毎日たった1枚でも、1年後には大きな力になります。
「できた!」の小さな喜びを、
今日から積み重ねていきましょう。
未来の子どもたちのために。
ぱんだステップは、そんなあなたを応援しています。
コメント