「うちの子だけ遅い」と思ってしまう瞬間
プリントをやっているとき、ふと心によぎる不安。
「なんでこんなに時間がかかるの?」
「同じ学年の子はもっと先のことをやってるのに…」
「この子、ついていけてないんじゃ…」
そんなふうに感じてしまう瞬間は、どの親にもあります。
SNSやまわりとの比較で焦ってしまう
「九九覚えたって言ってた」
「もうかけ算に入ったらしいよ」
そんな話を聞くと、自分の子どもが取り残されているように感じてしまいます。
でも実は、「学びができているかどうか」はスピードだけでは測れません。
子どもにはそれぞれの“学びのタイミング”があります。
比べる相手を「他人」から「昨日の自分」に変える
“他の子”との比較は、焦りと不安を生むことがある
他人のスピードや成績は、その子の家庭環境や経験に支えられています。
だからこそ、わが子と比べても仕方がないことも多いのです。
「昨日の自分」と比べてみると見える成長
・昨日より5分早く終わった
・自分からプリントを出した
・字が少し丁寧になった
こんな小さな変化が、子どもにとっての大きな前進です。
自分で選んでやりきったプリントには意味がある
親に渡されたものより、自分で選んだ1枚には“やる気”が宿ります。
選ぶ → やる → 終える という流れが、学びを「自分ごと」にしていきます。
ゆっくりでもいい。続けていることが何よりの力になる
学習のスピードは“その子のリズム”でOK
早い=正しいではありません。
時間がかかっても、じっくりと理解していくタイプの子は「あと伸び力」が高い傾向もあります。
スピードよりも「今日も机に向かった」をほめて
・今日も座った
・1枚終えた
・やろうとした
その“姿勢”を認めてあげることで、子どもの自信と安心が育ちます。
子どもの中では、ちゃんと育っている
「まだ進んでいないように見える」だけで、
内側ではしっかりと積み重ねられています。
ある日ふと、グンと伸びるタイミングがやってくることを、信じて待ってあげましょう。
まとめ|“できる子”を目指すより、“続けられる子”に
今日のプリントが終わらなくても、
「今日もやろうとした」「ちゃんと座った」という事実があります。
その小さな努力を見つけて、ちゃんと認めてあげましょう。
積み重ねは、ある日突然花開く
焦らなくていい。
遅くても大丈夫。
続けていることこそが、いちばんの力です。
まずは今日、1枚から。
わが子のペースを信じて、一緒に歩んでいきましょう。
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